ジャニヲタ家族な日々

KAT-TUNヲタ(hyphen)の長女が送るジャニヲタ家族な日々の話

母が泣きっぱなしだった1年のこと。

その日は突然来た…。
その日は母と2人、リビングでテレビを見ていた。


ピロリン♪(携帯の通知音)

母「えっ!!?」
私「何?(振り向いて)!?どうしたの!?」


その時の母の顔は今でも忘れるわけがない。
何かあったんだ… すぐにそう思った。
そして…



母「SMAPが解散だって…」

私「…は?( ˙꒳​˙ )」




…あの、本当に母には申し訳ないんだけどその時は本気で「え、そんなことで?」って思ってしまいました汗
だって、お通夜みたいな顔してたんだよ!?
今までそんな顔見たこと無かったんだもん!
本気で親戚だか知り合いの誰かが死んだのかと思った顔してたんだもん!!
拍子抜けしたわ!!



まぁそんなこと言える訳がなかったよね。
母は、ボロボロと泣き始めた。



うちの母は映画とかドラマとか感動するシーンは制作側が有難い!と言うんじゃないかというくらいドンピシャで泣く人だ(私と妹もだけど)
だけど、こんなに悲しい涙を流す母は見た事がなかった…

私(母はほんとにSMAPが大好きなんだ…)

私はしみじみと思った…


が、これは1年(いや1年以上か)に及ぶ嵐の始まりに過ぎなかった…



連日報道されるSMAPの話題を母は毎日録画しては編集して取っておいた。いつか笑い話になると思ってたのかもしれない。
私も、母と一緒にSMAPを見てきた1人。
あんな報道は嘘だ!とずっと信じてた。



でも、SMAPは解散することになってしまった。



母は前向きなようでずっと影で泣いていた。


…いや、影じゃないな。とにかく何かある度泣いていた。Jr.がSMAP歌えば泣いたし、番組終われば泣いていたし、てかニュースの度に泣いてたし、SMAP聞いては泣いてたし…

多分一生分泣いた。←



自分の部屋で漫画で爆笑していたら、
ガチャ
妹「今ママ、キムタクのラジオ聞いて泣いてるから静かにして」
私「あ、う、うっす…」
〜リビングから流れる[世界に一つだけの花]〜



という日もあった。
ここまで来ると娘達はもうただ見守るしかない。




そして大晦日

家族みんなで紅白を見る中、
母は1人、じっ…と中居くんのラジオに耳を澄ませて声を抑えて溢れる涙は抑えることなく、大好きなSMAPに別れを告げていた。



まぁこれで終わらなかったよね、SMAPロス。
(・ω・`)


母が毎日使うウォークマンSMAPの曲は増えない。
少クラでJr.がSMAPを歌う、母は笑いながら泣く。
TVにはいつもと変わらない5人、でもこの5人が"SMAP"として集まることは無い。


その現実が、痛いほど辛かった。



そんな1年がすぎた頃、

[新しい地図]が出来た。

中居くんとキムタクはSMAPの名前を今でも大切に大切にしてくれている。


母のウォークマンに曲が増えた。
SMAPが流れると笑うようになった。


でも、母のSMAPロスはまだおわらない。終わることは無い。



たまに母のDVDを引っ張り出して1人でライブDVDを見る。そういえば初めてのライブはSMAPだったなー家族全員で見に行ったなー。
昔はSMAPの曲を車で聴きまくったなー。今は私KAT-TUNの妹Hey!Say!JUMPで車内BGMは争奪戦だけどなー。私SMAPほぼ全曲知ってるんだよなー。カラオケで歌えるもんなー。




いつだって、我が家にはSMAPがいた。




いつか、また5人が集まる日が来ますように。